USB メモリから起動した際に、利用できるインストール法が 2 つあります。ひとつは、完全にネットワークからインストールする方法、2 つめは、CD イメージを USB メモリにコピーし、パッケージをそこから (可能であればミラーサイトも組み合わせて) インストールする方法です。
ひとつめのインストール法では、netboot ディレクトリ (場所は 項4.2.1. 「どこでインストールイメージを探すか」 で言及) からインストーライメージをダウンロードする必要があります。また、以下で説明する 「柔軟な方法」 で、USB メモリにファイルを書き込んでください。
2 つめのインストール法向けのインストールメディアは hd-media にあり、このイメージを USB メモリにコピーして、「簡単な方法」 にも 「柔軟な方法」 にも使用できます。このインストール法では、CD イメージもダウンロードする必要があるでしょう。インストールイメージと CD イメージは debian-installer の同じリリースのものでなければなりません。同じものを使用しないと、おそらくインストール中にエラーになるでしょう[4]。
USB メモリの準備をするには、GNU/Linux が既に動いていて、USB をサポートしているシステムが必要になります。現在の GNU/Linux では、USB メモリを挿すと自動的に認識するでしょう。そうならない場合は、usb-storage カーネルモジュールをロードしているかを確認してください。USB メモリを挿すと、/dev/sdX (「X」 は a〜zの範囲の文字) というデバイスにマッピングされます。どのデバイスが USB メモリかは、挿した後で dmesg コマンドを実行すると見られます。USB メモリに書き込むには、ライトプロテクトスイッチを切る必要があります。
この方法を使うとデバイス上の既存の物は破壊されてしまいます! USB メモリの正しいデバイス名を必ず確認して使用してください。間違ったデバイス名を使用すると、例えばハードディスク内のすべてのデータを失うといったことが起こります。
USB メモリは少なくとも 128 MB のサイズがなければなりません (項4.3.2. 「ファイルのコピー — 柔軟な方法」 のようにすれば、 より小さなセットアップが可能です)。
syslinux や、その設定ファイルと同様に、(カーネルを含む) インストーラの全ファイルが入った hd-media/boot.img.gz というオールインワンファイルがあります。
これは便利ですが、この方法にはひとつの大きな欠点があることに注意してください。USB メモリの容量がもっと大きかったとしても、デバイスの論理サイズが 256 MB に制限されます。他の用途にも使用したい場合は、全容量を確保し直すため、USB メモリをパーティション分割し直し、新しいファイルシステムを作成する必要があります。2 つめの欠点は、フル CD イメージを USB メモリにコピーはできず、もっと小さい businesscard や netinst の CD イメージしか使えないことです。
このイメージを使用するには、単にUSB メモリに直接展開してください。
# zcat boot.img.gz > /dev/sdX
その後、FAT ファイルシステムの USB メモリをマウントし (mount /dev/) 、そこに Debian の netinst か businesscard の ISO イメージをコピーしてください。USB メモリをアンマウント (sdX /mntumount /mnt) すると完了です。
もっと柔軟なものがよかったり、何が起きているか知りたいのなら、以下に説明する USB メモリにファイルを置く方法を使用すべきです。この方法の利点は、(USB メモリの容量が十分大きければ) フル CD の ISO イメージをコピーするという選択しもあるということです。
デバイス全体ではなく、USB メモリの最初のパーティションを セットアップする方法を示します。
Since most USB sticks come pre-configured with a single FAT16 partition, you probably won't have to repartition or reformat the stick. If you have to do that anyway, use cfdisk or any other partitioning tool to create a FAT16 partition[5], and then create the filesystem using:
# mkdosfs /dev/sdX1
Take care that you use the correct device name for your USB stick. The mkdosfs command is contained in the dosfstools Debian package.
USB メモリからブートしてカーネルを起動するには、USB メモリにブートローダを配置します。どのブートローダ (例: lilo) も動作しますが、FAT16 パーティションを使用し、テキストファイルを編集するだけで再設定できるので、syslinux を使用するのが便利です。FAT ファイルシステムをサポートするオペレーティングシステムなら、ブートローダの設定を変更するのに利用できます。
USB メモリの FAT16 パーティションに syslinux を置くには、syslinux パッケージと mtools パッケージをシステムにインストールして、以下を実行してください。
# syslinux /dev/sdX1
繰り返しますが、正確なデバイス名を使用するよう注意してください。 syslinux の開始時には、このパーティションをマウントしてはなりません。この手順ではパーティションにブートセクタを書き込み、 ブートローダコードを含んでいるファイル ldlinux.sys を作成します。
Mount the partition (mount /dev/) and copy the following installer image files to the stick: sdX1 /mnt
vmlinuz or linux (kernel binary)
initrd.gz (initial ramdisk image)
You can choose between either the regular version or the graphical version of the installer. The latter can be found in the gtk subdirectory. If you want to rename the files, please note that syslinux can only process DOS (8.3) file names.
Next you should create a syslinux.cfg configuration file, which at a bare minimum should contain the following two lines (change the name of the kernel binary to 「linux」 if you used a netboot image):
default vmlinuz append initrd=initrd.gz
For the graphical installer you should add video=vesa:ywrap,mtrr vga=788 to the second line.
If you used an hd-media image, you should now copy a Debian ISO image[6] onto the stick. When you are done, unmount the USB memory stick (umount /mnt).
システムが USB メモリから起動できなければ、 この USB メモリには無効なマスターブートレコード (MBR) があります。 これを修正するために、mbr パッケージの install-mbr コマンドを次のように実行してください。
# install-mbr /dev/sdX
[4] もっとも起こりそうなエラーは、カーネルモジュールが見つからないというものです。これは、CD イメージにあるカーネルモジュール udeb のバージョンが、実行中のカーネルのバージョンと異なることを表しています。
[5] Don't forget to set the 「bootable」 bootable flag.
[6] You can use either a businesscard, a netinst or a full CD image (see 項4.1. 「公式 Debian GNU/Linux CD-ROM セット」). Be sure to select one that fits. Note that the 「netboot mini.iso」 image is not usable for this purpose.